11歳。地元の子供で、理香の弟。
現地のガキ大将のような存在で、東京から来た子供たち(特に杏子)にイタズラを仕掛けたり、憲を「飯炊き大臣」に任命して、飯盒ではなく学校の炊飯器で米を炊いてこいと命じる。
生意気な杏子を意地でも泣かせようと考え、彼女に頼み込んで肝試しの一番手としてペアを組んでもらったことで、共に事件に巻き込まれてしまう。
前述のように横暴な言動が目立つものの、杏子が(虫が原因で)本当に泣いてしまった際には、彼女を気遣う優しさを見せている。
亡くなった祖母について、「もう悪さはしない」という約束を交わしていたが姉の理香に指摘された際に「(祖母との約束は)死んだら無効だね」と減らず口をたたいたり、泣いて落ち込む杏子の前で祖母を公園に深夜まで置き去りにしたことを笑い話にしていたが、内心ではずっと慕っており、置き去りにしたことに今でも負い目に感じている。
そのため、杏子を置き去りにした直弥にくってかかっている。